
デンマーク・コペンハーゲン発のe-BIKEブランド「MATE.BIKE」より2025年5月に発売された新モデル 「MATE GO+(メイトゴー プラス)」のレビューをお届けします。
今回は同じ5月にオープンしたばかりのファミリーコンセプトストア「MATE.BIKE TOKYO 自由が丘店」にお邪魔し、実際に試乗させてもらいました。
スタッフの方に伺ったお話しも踏まえて「MATE GO+」の魅力に迫ってみたいと思います。
※本記事に記載されている使用感は、筆者の個人的な感想に基づくものであり、すべての方に同様の効果や感想を保証するものではありません。

MATE GO+ の特徴はなんといっても、子どもを乗せるチャイルドシートが取り付け可能であること!
今や電動アシスト自転車は都市部の子育て世帯では必須アイテムとなりつつありますが、国内で販売されている子乗せ自転車のほとんどは実用性重視のデザイン。
実はMATE GO+のような「ファッショナブルな子乗せ自転車」はこれまでとても少なかった。そこにMATE GO+が登場したことで、子育てパパ・ママにとっては面白い選択肢が増えたのではないでしょうか。
MATE GO+はただMATE.の車体にチャイルドシートを載せただけではありません。MATE.の他のモデルが欧州でデザインされた車体であるのに対し、MATE GO+は日本独自仕様として初めから子乗せを前提に設計されたモデル。
なので、目が行きがちなチャイルドシートの部分以外にも、日本人に合わせて子どもと一緒に楽しく・安心に乗れる工夫が散りばめられています。
MATE GO+は最低価格が220,000円(税込)とリーズナブルな点も魅力です。チャイルドシートを付けると少し値段が上がり253,000円(税込)〜となりますが、それでも他モデルの価格が27.5万円〜40万円に設定されていることを考えると手頃な価格帯ですね。
子乗せモデルは他の大手メーカー製でも16〜20万円くらいはしますので「それなら思い切ってMATE.買っちゃおう!」と思える価格帯であるのは魅力的です。
買った後で子どもができたら後からチャイルドシート取り付けといったこともできますし、逆に子どもが育ったらチャイルドシートを外して日常使いといったコンバートもできるので長く使えます。
またチャイルドシートを付けず、シンプルなエントリーモデルとして初めてのMATE.にもおすすめできます。
価格を考えるとバッテリーの持ちはどうなの?と気になるかもしれません。確かにMATE GO+のバッテリーは280Wh相当と、他のモデル(468Wh相当)に比べると少なめではあります。
とはいえ使い方によりますが、家を中心に日常使いとして使うことを前提とするなら十分といえるでしょう。メーカー公表値では最大アシスト走行可能距離は60kmとなっています。

デザインはまさにMATE.!というかっこよさ。デザイン面には一切妥協していないというメーカーの思いが伝わってきます。
加えて印象的だったのは5色それぞれのカラーの鮮やかさ。間違いなくMATE.にしかない魅力です。ブラック(Subdued Black)が定番カラーですが、シックなグレー(Shadow Glow)の他にも、ポップな印象のブルー(Neon Dream)やピンク(Velvet Blush)も人気だそうです。遊び心のあるカラーリングも、チャイルドシートが付くことでファミリーのイメージにうまく馴染んでいるように感じました。


驚いたのは車体の軽さ。チャイルドシートを除くと車体重は21Kgとのことで、これは他社の子乗せモデルはもちろん、一般的な電動アシスト自転車と比べてもかなり軽量です。軽量なので、ペダルを漕いだ心地も軽いですし駐輪の際の手押しも楽です。毎日のように使用するからこそ、嬉しいポイントだと感じました。
車輪サイズも一般の駐輪場に収まるサイズ感であり停める場所にも困りませんし、街で乗るには最適です。

アシストの力強さという点においては、MATE.の他モデルに比べ落ち着いています。ただ、MATE.以外のメーカーのアシスト感と比べても、直線でスーッと伸びる感覚がとても印象に残りました。グイグイと前に進んでいくパワーを楽しむというより、軽やかに気持ちよく走り抜けるような乗り方に向いているように感じました。
また通常よりも重心が低く設定されているため、安定感にも優れています。特に子どもを乗せた時に安心ですね。
MATE GO+の発売に至った経緯や、こだわりポイントについて伺いました。

以前から、子どもを乗せるモデルが欲しいという要望が多数寄せられていたそう。 そうしたお客様の声に応える形で、企画がスタートしたとのことです。
前後サスペンションが省かれていること、他モデルと異なるドライブユニットを採用している点が大きいそう。 しかしそれらも単なるコストカットの意図だけではありません。
フロントサスペンションは運転者にとっては快適ですが、後ろに乗る子どもにとっては気持ちの良くない揺れになってしまうため、意図してサスペンションを外したのだそう。また、サスペンションのないリジットフレームは、ペダルへの力の伝達が良いため従来モデルよりも弱い力でも漕ぎやすくなっています。ドライブユニットの変更も、パワーより安定性を重視した結果でもあります。
ただチャイルドシートを載せるだけではなく、MATE Cityのアーバンライドに特化したコンセプトをベースに子供乗せ用に大幅にカスタマイズがされている。
たとえば前後のフレームベースが長く設計されており、これは運転者とチャイルドシートの間に余裕を作り、子どもが快適に乗れるようにするため。 また重心を低くしており、性別や身長を問わず安定した走行が行える仕様となっています。特にこうした「乗り心地の良さ」に関してこだわりが詰まっています。

さて、子乗せ自転車を探している人にとって比較対象はMATE.以外のPanasonic / YAMAHA / BRIDGESTONEといった大手メーカーの子乗せモデルとなります。
一番には、冒頭で紹介した通り“ファッショナブル×子乗せ” という位置付けのモデルは他ブランドには圧倒的に少なく、現状MATE GO+が頭一つ抜けているポイントです。
走行感に関しては好みによりますが、基本的な性能としては十分な印象。バッテリー容量やチャイルドシートの形状など、実用性を重視するのであれば大手メーカー製のモデルに強みがありますが、どこまで求めるかという問題になるでしょう。

比較的リーズナブルなモデルとはいえ、購入にはある程度まとまった金額が必要になってきますよね。
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